中町信『暗闇の殺意』

中町信『暗闇の殺意』

久しぶりにごく普通のミステリ小説を読みたくて。
かつストーリーを重視するため短編でこのチョイス。
作者は近年『模倣の殺意』が話題で、読んだけど大して印象に残っていない。しかし破り捨てたくなるレベルではなかったと思うから、これも酷い作品ではないだろうということで選んでみた。

70年台に書かれたものもあり、最も新しいのものでも92年ということで古めかしさは否めないものの、意外にも大きな違和感はなく読むことができた。

トリックはちゃちなものもあったが、殺人に至るまでの物語作りが上手だなと思った。

特に読む必要性はない気もするがテレ朝でやっている事件もの連ドラとか好きな人は楽しめるのではないだろうか。
本当に、”素朴”という表現がピッタリ。
90年代の香りがする。

(14/2/3)

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