笹井宏之『ひとさらい 笹井宏之第一歌集』

笹井宏之『ひとさらい 笹井宏之第一歌集』

夭逝した歌人の第一歌集。
何よりも本人のあとがきが印象的である。
手段はなんであれ、表現すること無くして生きている価値はないのではないか、と私は思っている。

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拾ったら手紙のようで開いたらあなたのようでもう見れません
いつもより遠心力の強い日にかるくゆるめたままの涙腺
フロアには朝が来ていて丁寧にお辞儀をしたらもうそれっきり
右うでに左うでが生えてしまってせっかくだから拍手している
国連でこたつを「強」にしていたらカナダから「弱」にされてしまった

(読了日:14/3/10)

 

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