映画レビュー『8月の家族たち』

映画レビュー『8月の家族たち』

試写会@よみうりホールに行ってきた。
客層は8割女性、年配者が目立つ印象。他の作品との比較が出来ないが、40代〜の女性が惹かれるのかな、と思った。
三姉妹と同世代、その母親世代。

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詩人が死に、家族が久しぶりに集まる。
癌を患うヤク中の母はわざと最悪なタイミングで毒を吐き続け、三姉妹はそれぞれにわだかまりを抱えている。
メインシーンは葬儀後、母、三姉妹とその家族、恋人、母の妹夫婦で食卓を囲む長尺。
親戚が集まった独特の空気のリアル感。真面目な話ができない話を混ぜ返すおっさん、つまらない顔をした子供、流れを無視して自分の話したいことを話す女たち、わざと相手の苛立つことを言ったり過去を蒸し返したりする。
このシーンは舞台映えするだろう。だが映像では少し暑苦しい。

その後家族の隠された事実が暴かれて行くが、ピークはやはり食卓のシーン。あと全部蛇足に思えるほど。
終わり方もなんだか流れる感じでスッキリしなかった。

上映中は結構笑いも起きていた。ストーリーを書き出すとかなり重いが、テンポいい会話と映像でうまく崩している。
あれは面白い演劇の間の取り方に似ている。

試写会という環境だから最後まで観られたけど、テレビでやっていたらチャンネルを変えていただろう。
ながら見だと面白くないはず、笑いが緊張と緩和、正しく進む中のズレに可笑しみを感じるタイプだから。

8月の家族たち

http://ciatr.jp/status/272509?=fb

 

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