
スティーヴン・キング『ファイアスターター・下』
上巻のラストで組織の手に落ちた父娘だが殺されずに済んでいた(そうだとお話が終わる)。
父と引き離されたチャーリーは、父の言いつけを守り頑なに火をおこすことを拒否する。
組織のエージェント、レインバードはチャーリーの世話係となって、彼女に接近していく。
序盤はレインバードの思惑を知らず親しくなっていくチャーリーにハラハラし、独居房で娘を思う父がどう反撃するか先が気になる。
終わり方は目新しい物はないけれど、テンポよくさくさく進みスムーズな幕切れとなっている。
なんとなくアメリカっぽいラストシーンだと思ってしまった。
(読了日:14/8/9)
スティーヴン・キング『ファイアスターター・下』
出版社: 新潮社 (1982/09)