
プラハ&ドイツ旅行記2016/2日目:プラハ観光(3)ストラホフ修道院を訪ねて
これまでの旅程はこちらから。
1日目:羽田〜ミュンヘン〜プラハ移動日
2日目(1):早朝のカレル橋へ
2日目(2):プラハ城へ
「城下町」の散策
聖ヴィート大聖堂が12時からしか入れないということで、時間を潰すため次の目的地を探索。
ここでも活躍するCREA Traveller。
そしてgoogleマップ。
ガイドブックでも取り上げられる、ストラホフ修道院の図書館へ行くことに決定。
蔵書20万冊以上ということで、本好きにとって「本がたくさんある」というのは心惹かれるもの。
公共交通機関を使っても歩いてもほぼ時間が変わらなかったので歩くことに。
結局この日はこんな判断ばかりをして旅行中で一番歩くことになり、4万歩を超えた……。
プラハ城を出て、市街地から離れる方角へ散策。
フラッチャニ地区というエリアは、多くが2、3階建の低層の建物が並ぶ。
朝方ということもあってか、人通りはまばら。
レストランがちらほらあったけれど、商店というより家が多いのか?
子供?が楽器を弾いている音が響いていたり、のどかな小道。
道が入り組んでいて登ったり下ったり。
黄色い建物はガイドブックにも載っていたレストラン。
このエリアに限らず、プラハの建物はドアノブだったり窓枠だったり、壁画だったりと、名もない建造物でも見どころがたくさん。
観光地として紹介されていなくても、どの街角も可愛らしい。
たまに振り返ってみると、また魅力的な姿が。
本当にフォトジェニックな街である。
歩くこと20分ほど。
建物を眺めたり写真を撮っていると時間がかかる、でもあっという間。
2つの図書館を携えるストラホフ修道院
ストラホフ修道院に到着。
1143年に創建された修道院はまだ現役ということで、多くの修道士さんが生活しているという。
この日は日曜日だったためか、日曜礼拝をやっていた。
小さな子どもたち可愛い。
今回の旅で思ったことだが、こんな風に幼いころから毎週教会に連れてこられるとか、言い方は悪いけれど宗教っていうものが刷り込まれるなあと感じた。
日本人にはわかりにくいメンタリティがこうやって形成されるのかしら。
ストラホフ修道院は「哲学の間」と「神学の間」2つの図書館がある。
教会の隣の建物は入場料の他に、写真を撮影する場合は別料金が掛かる。
とはいえあわせても500円くらい。
図書館のあるフロアの入口でおじさんにチケットを渡すとシールを貼ってくれた。
図書館の前には写本も展示されていた。
その他、アジアっぽい仏像もたくさん。
図書館は入り口からの見物のみOK。
それでも、見た瞬間に息を呑む荘厳な美しさ。
間近で見たい気もするけれど、観光客にかき乱されないからこそあの静謐な空間が出来上がっているのだろうと思って我慢。
映画のセットのような非現実感がある美しさ。
写真の腕がないのが悲しすぎるが、
あの美しさと目にしたときめきは心の中に刻みこむべき光景。
哲学の間はひたすら荘厳な雰囲気だったが、神学の間はふらりと入って読書でも、という親近感を感じた。
天井が低いせいかな(貧弱な考察)。
外から眺めるだけなので見学物は少ないのだが、延々と見ていたくなるような美しさ。
ぜひ人の少ないタイミングで訪れるべき。
外に出たらそろそろミサが終わる時間。
一般客は中まで入れないのか?
方法はあったかもしれないけど、野暮なので外から写真だけ撮らせてもらう。
お焼香みたいなことをしていた。
修道院の敷地内にレストランがあったけど、あとで調べたらビールの醸造所もあったらしい……。
アルコールはいいのかな。
小腹も空いていたけど、12時からプラハ城の衛兵の交代式を優先。
『007カジノ・ロワイヤル』など有名映画の撮影場所にもなったというストラホフ修道院はとても美しい修道院だった。
散策と合わせておすすめ。
ふたたびプラハ城へ。