プラハ&ドイツ旅行記2016/4日目:ふたたび旧市街地へ

プラハ&ドイツ旅行記2016/4日目:ふたたび旧市街地へ

これまでの旅程はこちらから。
1日目
:羽田〜ミュンヘン〜プラハ移動日
2日目(1):早朝のカレル橋へ
2日目(2):プラハ城へ
2日目(3):ストラホフ修道院
2日目(4):聖ヴィート大聖堂
2日目(5):プラハ旧市街地
2日目(6):市街地散策
2日目(7):ペトシーン展望台
2日目(8):プラハの夜
3日目(1):共産主義博物館
3日目(2):カフカ、市民会館&火薬塔
3日目(3):ドレスデンへ列車の旅
3日目(4):ドレスデン旧市街地
4日目(1):ドレスデン新市街地
4日目(2):ドイツ連邦軍軍事史博物館(1)
4日目(3)ドイツ連邦軍軍事史博物館(2)

 

賑やかな旧市街地へ

時刻は14時を過ぎ、ドレスデンにいられるタイムリミットも迫ってきた。
見どころはたくさんあるものの、時間は限られているので、とりあえず聖母教会へ向かうことに。
幸いトラムの停留所が博物館からすぐの場所にあったのだが、ドレスデンはトラムの乗り換えがGoogle Mapで確認できない(当時)。
とはいえ、鉄道は場所が悪いので体力と時間のロスを考えるとトラムを使って乗り間違えたら乗り換えた方が効率的。

ラッキーなことに乗り込んだトラムは聖母教会のすぐ近くまでいくやつだった。
ナイスな判断。
トラムは日本の路面電車・バスと同じく降りますボタンを押さないと止まらない。
またドアもボタンを押さないと開かない。
大したことない作業だけど普段していないとちょっと緊張する。

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昨日訪れたゼンパーオーパー(歌劇場)から東へ数百メートル。
快晴で非常に暑いが、天気は最高。

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旧市街の建物は古びて見えてもほぼすべてが再建されたもの。
この経緯を知っているかどうかで目の前の風景への印象は変わるだろう。

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ひとつひとつゆっくり見ていきたいところだが時間もないのでささっと流す。

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聖母教会のドーム部分が見えてきた。
聖母教会はルター派の大聖堂(プロテスタント)。
ドイツはキリスト教が過半数で、カトリックとプロテスタントはほぼ半々らしい。
移民問題で揺れる前からムスリムの流入も多い。
また、東ドイツだった土地は無神論者も多いのだとか。
この辺りの歴史と宗教観は興味深い(参考)。

ドレスデンの歴史の象徴・聖母教会

聖母教会も1945年のドレスデン爆撃で崩壊した。
再建が始まったのは東西ドイツ統一後の1989年。
その間、ドレスデンの人はどんな気持ちで壊れかけた教会を眺めていたのだろう。
たった30年足らずで街の景色は大きく変わるのだ。

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頂点の天使。
このタイミングは曇っているが、すぐに青空に戻った。

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教会というと長方形のイメージだが、こちらはドーム型、円柱のような形。

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白を基調にした柔らかい印象の空間。

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天井のドーム。
これからここに登る。

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祈りの炎が揺らめく空間。
教会は観光地でもどこか厳かな空気が満ちている。

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もう一度外へ出て展望台へ向かう。
3階分くらいの高さまでエレベータで上がると、そこからは歩き。
お年寄りはかなりつらそう。
お金と時間の余裕が出来て旅行という人は多いだろうが、やはり観光は若いほうがいい、国内も海外も。
運動不足の上にこれまでの蓄積ですぐにへろへろ。

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円形の建物に沿ってぐるぐる登る。
緩やかな坂道だけど結構疲れる。

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途中の窓から。

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最後は急な階段。
天国への階段……。

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いつの間にか雲が晴れた。
プラハとはまた別の絶景。

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先ほど通った建物のあたり。

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ゆったり流れるエルベ川に掛かるアウグストゥス橋。

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360度ドレスデンの街を眺めることができる。
美しい青空に浮かぶ白い雲。
なんとも平和な風景。
プラハは中世の街を見下ろすような、タイムスリップした気持ちになり、
「素敵だなあ」
という感想ばっかりだったのだが、
戦争がなければドレスデンもプラハのような歴史の名残をもっと色濃く残したのかもしれないと思うと、現在の姿の向こうにある、都市の背負う過去や運命の分かれ目に思いを馳せずにはいられない。

ドレスデンに来てよかったなあ、と心から思った風景だ。

 

発車時刻まで駆け足観光

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聖母教会を後にして、残すは1時間ほど、旧市街地を散策する。
昨夜は本当に閑散としていたが、お昼を過ぎて街はとても賑やかだ。

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教会からゼンパーオーパーへ向かう途中にある壁画『君主たちの行列』。
ドレスデンは「ザクセン州」にあるのだが、ドイツ”連邦”の州はかつてはそれぞれ独立した国であった。
ザクセン州も古くはザクセン王国。
ドレスデンはザクセン王国の中心地として発展したのだが(今も州都である)、歴代君主たちを描いたのがこの壁画である。
アウグスト通りに沿った外壁で、100メートルの超大な作品。
しかもマイセン陶器でできているという。
ドレスデン爆撃により甚大な被害を被った旧市街地だが、これは破壊を免れたそうだ。
縁起がいいと言えるかもしれない。

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こちらはドレスデンにあるカテドラル。
聖母教会はルター派(プロテスタント)なのでこちらはカトリック教会になる。
徒歩数分、この向こう側にゼンパーオーパーがある。

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パイプオルガンの音が響く空間。
観光客も少なく非常に厳かな空気。
この写真の反対側、フロアの後ろは改修中なのか瓦礫だらけで改修中だった……。

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別の入口から出て、昨日の夕方と同じアングルで一枚。
青空も相まって爽やかである。
先ほどのカテドラルは左側の建物。

さらにゼンパーオーパーの中やツヴィンガー宮殿なども回りたかったのだが、もう時間がぎりぎり。
駅まで歩いて街並みを見て観光を終えることに(昨夜も歩いたのだが)。

ドレスデンには有名な「天使」がいる。
もしかしたらドレスデンの名前を知らなくても、この天使は知っている人は多いかもしれない。

『システィーナの聖母』(wikiより)
盛期ルネサンスの巨匠ラファエロ・サンティが、その晩年1513年から1514年頃に描いた絵画。祭壇画の一翼として描かれ、ラファエロが描いた最後の聖母マリアであり、ラファエロが自身だけで完成させた最後の絵画でもある。1754年にドイツのドレスデンに持ち込まれ、その後ドイツの美術界に大きな影響を与え続けた。第二次世界大戦後にモスクワへと持ち去られたが、10年後にドイツに返還されて、現在はアルテ・マイスター絵画館の最重要なコレクションの一つになっている。

この絵はツヴィンガー宮殿内にある、アルテ・マイスター美術館で見ることができる。
マリアの足元に描かれた天使は広告やパッケージでも見たことがある人は多いのでは。
実物を見てみたかったが、無念……。

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昼間のゼンパーオーパー。

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青空に映える黄色いトラム。

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あまりに暑くてひーひー言っていたら、カフェでソフトクリームを売っていた。
適当に買ったのだが、これがめちゃくちゃ美味い。
濃厚、きめ細やか。
さらに重量級(でももたれない)。
かなり感動してしまった。
見た目もなんだかひだひだしてお花みたいで綺麗。

この日もランチを取る時間がなく、このソフトクリームがごはんに。
電車の中で食べようと決意。

ドレスデンには大きなショッピングモールがある。
いくつかあるようなのだが、時間が少し余ったのでそのうちのひとつに入る。
日本でも海外でもスーパーが好き。
その国、地域の平均的なライフスタイルを垣間見ることができる。

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ドイツ人はハリボーが大好き?

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寿司もとても好き。
寿司屋も多いが売店でもよく売っていた。

このシリーズ、ネーミングが謎。
「太郎」「花子」ならともかく、なぜ微妙に個性があるのか。
私の名前はなかった。

ちらちらウィンドウショッピングをして、もういい時間。
ホテルで荷物を受け取り、昨日の反省を活かして列車で飲むビールと食べ物をゲット。
ライプチヒへは長距離列車だけど各停?遅いやつ。
とはいえ特急との時間差は20分くらい。

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ほぼ24時間の滞在、慌ただしかったけれど、充実しすぎたほどに充実したドレスデンだった。
また絶対に来たいと思う。
今度はゆっくり美術館鑑賞でも。

そしていよいよ、ライプチヒへ。
今回は出張ついでの観光。
明日から仕事です……。

つづく

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