
プラハ&ドイツ旅行記2016/5日目:Leipzig ZOO(1)
これまでの旅程はこちらから。
1日目:羽田〜ミュンヘン〜プラハ移動日
2日目(1):早朝のカレル橋へ
2日目(2):プラハ城へ
2日目(3):ストラホフ修道院
2日目(4):聖ヴィート大聖堂
2日目(5):プラハ旧市街地
2日目(6):市街地散策
2日目(7):ペトシーン展望台
2日目(8):プラハの夜
3日目(1):共産主義博物館
3日目(2):カフカ、市民会館&火薬塔
3日目(3):ドレスデンへ列車の旅
3日目(4):ドレスデン旧市街地
4日目(1):ドレスデン新市街地
4日目(2):ドイツ連邦軍軍事史博物館(1)
4日目(3):ドイツ連邦軍軍事史博物館(2)
4日目(4):聖母教会
4日目(5):ライプヒチ到着
5日目(1):仕事開始
屈指の観光スポット:ライプチヒ動物園
調べるまで知らなかったのだが、ライプチヒ動物園はドイツ国内でも人気の観光地だそう。
ドレスデンでも広告を見かけた。
私はアウトドア派ではないが動物は好きだ。魚も好きだ。
東京に10年以上住んで上野動物園には行っていないが、旭山動物園にも美ら海水族館にも行った。
ライプチヒ動物園は、動物が(できるだけ)自然のままに暮らせるよう配慮された動物園である。
入場料は18.5ユーロ、2,000円以上と動物園にしては高い印象だが、かなりさくさく歩いても3時間掛かったので、ゆっくり見ていけば丸一日充分楽しめる。
そもそも、この規模の動物園なら安すぎるくらい。
サイトを見るだけでその価値はわかるはず。
http://www.zoo-leipzig.de/en/our-animals/
強いて言えば案内はほぼ全部ドイツ語なのでさっぱりわからないが、動物は見れば何者かは想像つくので大きな問題はない。
時間があればググって調べるのも楽しいだろう。
場所はライプチヒ中央駅からトラムで10分ほど。
歩いても15〜20分くらい。
地図で見ると、街なかにこんな大きなエリアが?と思うくらい広大である。
入り口でチケットを購入し中へ。
電車のチケットと抱き合わせなど割引チケットもある模様。
私は何も持っていないので正規料金で。
受付のお姉さんがくれたマップを開く(英語版あり)。
まずその広大さに少し引く。
入り口は右端。
ルートが設定されているのでその通りに進むのがいいだろう。
反時計回りに進む形になる。
まあ大丈夫だろうと歩き始めたのも束の間、最初のエリアで
「これは最後までたどり着けないかも」
とすら思った。
私にはタイムリミットがある。
中は迷路のようになっているので、動物をひとつひとつ見て、全部のルートを歩き尽くそうとすれば本当に半日かかる。
また夏場は気温が上がるし、かなり歩くので、スケジュールと体力に合わせた回り方を考えるべきだろう。
Founder’s Garden
入り口すぐは「Founder’s Garden」。
ペンギンなどがいた。
その鬱蒼とした森のような空間にびっくりしたが、こんなのまだまだ序の口だった。
社会科見学らしい小学生や幼稚園児がたくさん。
あとは親子連れ。
一人できている寂しい人間は私ぐらいである。
森や沼、川がある空間。
自然なのだが、自然故に動物が見つからなかったりする。
なんだろうこれ、、、。
ねずみかな……。
少し歩くと水族館が現れる。
いきなり水生生物か、などと思いながら中へ。
魚の他に亀や蛇も。
非常に癒される。
擬態していて、目を凝らしてもどこにいるかわからない子たちもいる。
ここには丸一日かけるべきだったと後悔である。
アクアリウムを出ると、鬱蒼とした森に。
川が流れてる……すごい……。
なんて思っていたのに、もっとすごいものが出てきた。
Gondwanaland
次のゾーンは「Gondwanaland」
はじめて聞いた単語だが、ゴンドワナ大陸という架空の大陸があるらしい。
中に入った感想としては「模擬熱帯雨林」。
ドームだからか、何か物理的な操作をしているのか非常に暑い。
そしてミストを噴き出しているのでかなりムシムシ。
入ってすぐは魚と夜行性動物のゾーン。
暗い部屋が続く。
水族館の魚は熱帯魚だったけれど、どのように生態が異なるのかは知識不足……。
夜行性動物のエリアは暗い中で赤外線が光っているところにネズミらしき物がちょろちょろ……。
……見返してもどこに何がいるかわからない。
この建物に限らず、このゾーンは「動物がどこにいるか探す」要素が多いので、じっくり過ごすのがよいとは思う。
ただ、暑さ&湿気で体力を奪われる。
ルート的には最初なのだが、時間が限られているなら最後に回してもよいかもしれない。
建物を出ると、そこはジャングル……。
(上空から見ると)三角形のエリアは川が流れ、木が生い茂り、鳥達が飛び交い、猿が隠れている。
ドーム型をしていて、天井はガラス?ビニール?張り。
つまりビニールハウス状態でかなり暑い。
webを見ると生息する生物が書かれているが、とてもじゃないけれど全部は探せない。
鳥は鳴き声が聞こえるけど姿が見えなかったり……。
動物の説明書きも豊富なのだけれど。
エリア内には船に乗ったり、アスレチックがあったりと楽しめるので、この「亜熱帯空間」を満喫すると良いのではないか。
一人じゃなければ船に乗りたかった(寂)。
エリア内は坂を登ったり下ったり。
クルージングもできるが水中を覗くこともできる。
これはカバさん。
動画も回したがずっと寝ていた。
動物なんてそんなものである。
森の中を進んでいくと、鳥のさえずりが大きくなる。
鳥についての紹介パネルも増えるのだが、いかんせん鳥はじっとしていないので姿が見えず……。
双眼鏡でもあればよかった。
ただ、鳥の声を聞きながら森林浴気分でとても心地よい。
魚もいるのかもしれないけどわからず。
道なりに進むがぐるぐる回って登ったり降りたりなのでもうどこを歩いているかはわからない……。
このワニさんはずっと口を開けたポーズで固まっていた。
優秀なモデルである。
右上の爬虫類が見えるだろうか。
こんな感じに隠れている。
隣の坊やはずっと探していたけど見つからない模様。
ドイツ語がわからないから教えてあげられなかった。
説明書きが読めなくても知っている動物も。
獏!
遠くに赤ちゃんもいた。赤ちゃんはまんまウリボウ。
いい夢見ているかな。
ところどころでミストが出ている。
暑いから気持ちいいのだが、これにより高温多湿が演出されているという自作自演感。
普通の動物園なら、種別に檻に入れられたりするところを、
鳥類も哺乳類も爬虫類も混在していて、「動物を自然にみせる」ことがどういうことかがわかるエリアだった。
大きな木の葉っぱにコウモリのようなものが引っ付いていたり、
他のお客さんの指差す先に生き物を見つけたり見つからなかったり、そういう体験も楽しい。
出口近くにアイスクリーム屋を見つけて商売上手だなと思った。
これ以外にも随所にきちんとお金を取る仕組みができている(悪い意味でもなく)。
パンフレットを見るとメルセデスなどスポンサーもついていて、企業のサポートも得ながら採算を取っていく姿勢は永続的な事業活動にとても大切。
ゲストにも還元されるし。
どうやら新エリアも造成中らしく、さらなる進化が楽しみ。
冬の動物エリアみたい?
また来たくなる。
木の橋のような通路を通って外へ。
ジャングルにトリップした感あふれるエリアだった。