東直子『さようなら窓』

東直子『さようなら窓』

大学生のきいちゃんは家出をして、恋人のゆうちゃんのアパートに転がり込む。

ゆうちゃんが寝物語に話してくれる少し不思議なエピソード、2人の遭遇した不思議な出来事を描いた連作短編集。

東さんは歌人だから、短いフレーズに豊かな世界を乗せるのはお手の物。

童話っぽいゆったりした語り口が読んでいて余計に現実感を無くす。

穏やかな2人の日々だけれど、常に終わりの気配を孕んでいる。

どんな結末になるのだろうと思ったけれど、私には意外な終わり方だった。

(読了日:2013.9.9)

 

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