プラットフォーム栄枯盛衰

プラットフォーム栄枯盛衰

プラットフォームを使いこなしながら、自分のコンテンツを伸ばしていくにはどうしたらいいのかな、というのがここ1、2年の課題事項。
依存するのではなく、ツールとして最大限に活用したい。

仕事柄、プラットフォーマーの力を目の当たりにしてきた。
振り回されたことも多い。

ハウスエージェンシーにいたころはガラケーが崩れてきた時期だったけれど、
まだキャリアの影響力は絶大で、一番強い媒体はdocomoのimenuトップだった。
枠の値段も高いけれどCPAはLTVを遥かに下回っていたので費用対効果は抜群。
しかし2011年〜12年を境に大きく市場は下落した。
スマホになってimenuは必然的にimpが崩れ、それ以上に効果が悪化した。

2012年秋頃にはスマホでのキャリア公式サイトへの出稿が可能になった(枠の販売が始まった、アホみたいな値段だった)けれど、驚くべきCPAを叩きだした(非常に悪い意味で)。
集計ミスがあるのではないかと疑ったほどだが、確かに効果はうんこだった。
別にキャリアがただの土管屋になったというだけでなく、スマホ広告全般非常に効果の悪い状況に陥った。
うちの商材の影響も大きかっただろう。あらゆる要素はマイナスに働いた。
(ちなみに私が携わったのは2年近く前の上、その時の会社は辞めているし広告業界にもいないから現状は知らない。)

次の戦場はアプリに移った。
純広、アドネットワークはもちろん、金を払ってDLを稼ぐブーストとか散々出てきた。
アプリの質が悪ければどんなにブーストしても無駄だということを痛感した。
ガラケーの、出せばそれなりに売りが立つ、という世界は崩壊し、無料でさえ利用してもらえない時代が来てしまったのだと確信し、これまでのようなコンテンツ作りの姿勢では淘汰されるだろうと強く感じた。
ただこの変化は(当時の)既得権益者にとって悲劇的な状況だけれど、ユーザーにとっては関係ない。いい環境になったかも。

次のプラットフォームはどこだ、といつも考えている。
app storeかgoogle playか、の2強時代からどう変化していくのか。

またソーシャルがこれだけ活発な中、ソーシャルマーケティングの強力なツールはtwitterとFACEBOOKである。
2011年ごろはアメブロ(ブロガー)が強大なパワーを持っていたが、いわゆるステマ騒動で火は小さくなった。
私も記事広告を出したことがある。
今思えば獲得しか見ていないアホだった。確かにあれはユーザーを騙していただろう。
ピュアな思いを換金する、だがそれはある意味ビジネスの基本スタイルだとも思ってしまう。
アイドルが「私処女です」と言いながら男と付き合うなんてことはままあるし。

この騒動あたりで「宣伝・広告」のあり方がソーシャルと交わって変革することの難しさを感じ、色々考えることになるのだがそれは別の機会に整理したい。
とにかく仮に私が扱っているサービスを心の底から愛していたらこんなに後味悪く残らない記憶だろう。

既に人が滞留している大きなプラットフォームに乗っかればそこそこのPVは稼げるけど(それでもたかがしれているけど)、プラットフォームと運命共同体になってしまう。
私が大学に入ったころ、mixiが話題になり一年足らずで爆発した。
その後2,3年はmixiの天下で、私自身蓄積したネタやネットワークがある。
しかしそれもmixiが斜陽となってもはや遺跡の体であり、たまに墓標を眺める気持ちで見に行く。
まだそこに人は、一応いる。

プラットフォームを乗りこなすのも嗅覚とセンス。
全てに張れるならいいけれど、今は小粒なものが量産されているから見極めが難しい。
最近、意識していろいろなプロダクトを触っているが、既存のFACEBOOKやtwitterのネットワークに頼っている時点で厳しいだろうと思ってしまう。

人の集まるショッピングモールに出店したらそれなりに集客はあるかもしれないけれど、そこを離れた場合人がついてくるほどの力を備えることはできるのだろうか。
私はプラットフォームをあくまでツールとして使い、コンテンツの力だけでファンをつかめるようなものが作りたいなあと、漠然と考えている。

まだ妄想。

 

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