小川洋子『シュガータイム』

小川洋子『シュガータイム』

ふとしたきっかけで異常な食欲が湧いてくるようになった主人公。
優しい親友と、肉体関係はないけれど良好な関係が続いている恋人。
大学生になり実家を出て近くの教会で下宿を始めた弟は、子供の時に体の成長が止まってしまった。

主人公の日常、恋人との関係、大きくなれなかった弟を見守る姿がただ淡々と描かれている。

繰り返し登場するスーパーマーケット、野球場、料理を作るシーンが印象的。
全体にさらりとしているのにそこだけとてもリアルで、少し怖さも感じる。

文章と世界観がとても好き。

(読了日:13/10/13)

 

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