三木笙子『竜の雨降る探偵社』

三木笙子『竜の雨降る探偵社』

昭和30年代の新宿を舞台にした探偵物。
少し間が抜けていて押しの弱い主人公と、美貌の探偵役という帝都探偵絵図シリーズと設定そっくり、おじいちゃんになった有村先生が出てきてびっくり。

実業家の長男で、建設会社の社長を勤める主人公が遭遇した事件を、
神社の跡取り息子だったが今は探偵をしている幼なじみが解決する連作短編集。
ミステリ度はかなり低く、推理というより物語を楽しむ系。

最終話で明かされるまさかの事実。
ちょっと持って回った言い回しが多いのが気になるけれども、軽い耽美系なのでまあこんなもんかと思う。

続きはありそうだけれど、シリーズにするには小粒感がいなめない。
この作品自体はよい。

(読了日:13/11/13)

 

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